Mystery Paradise

元は今はなきアサヒネットのmystery paradise 会議室の分室のつもりだった。haha

2006-01-01から1年間の記事一覧

005 辻番所の食事 続

「悪滅の剣」by 牧秀彦 光文社時代小説文庫 2005年 552円+税 落し卵の根深汁 『あがりや』のお峰さんというのは、朝と昼の食事で余った分は握り飯にして焼いておき、夜に小腹を空かせた客がいると無料でふるまうような人柄だから、幼馴染の佐吉親分が飯台で…

002 Lovers ローラの世界 2

"Pillow Book of Lady Wisteria " by Laura Joh Rowland p.10-p. Honorable Chief Police Commissioner Hoshina 佐野『捜査官様』が、煙管で煙草をふかしながら現場の尾張屋を警備している、町奉行所の「警察官」たちを突破して店に入ろうとすると(町奉行と…

004 辻番所の食事

「悪滅の剣」by 牧秀彦 光文社時代小説文庫 2005年 552円+税 石焼豆腐 根津権現前辻番の64歳、留蔵がつくる師走のメニュー。酒を飲まない若い書き役の辻風弥十郎は、これで飯を食い、留蔵は茶碗酒を飲む。 kokokara-------------------------------------…

001 Sosakan-sama ローラの世界 1

"Pillow Book of Lady Wisteria " by Laura Joh Rowland ローラ・ジョウ・ロウランドの「藤夫人の枕本」というミステリの、ふふふふと笑ってしまうパラレルワールド・ジャパンの世界へ御招待しませふ。冒頭は吉原の揚屋の場面・・・まあ、ここには、あんまり…

004 AEDについて

Newsgroups: serori/talk #1089 Date: 1 Oct 2006 12:07:48 +0900アサヒネットのセロリ会議室にアップしたものです。 KOKOKARA-------------------------------------------------------AEDについて誤解されてる人が多いことに昨日気づいたので、ちょこっ…

005 paseri/myounou #13612 ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」1959年

ハヤカワ文庫1979年 矢野徹訳お盆休みに、このSFの古典を読み直して、ちょっと考えこんでしまいました。ハインライン中尉が書いて、矢野軍曹が訳して、1967年に石川喬司が、これはファシズム礼賛である、必読の名著にして否定すべき作品と評して、…

004 paseri/myounou #130608 「9.11テロ捏造 日本と世界を騙し続ける 独裁国家アメリカ」徳間書店

by ベンジャミン・フルフォード 2006年7月31日刊感想: フルフォードさん消されなきゃいいけど。 (英語の原著はまだ出版されてません。)49er久光@あとはネットで検索してください。 注意:えーと、ベンジャミンフルフォードコムという(もちろん英…

004 Newsgroups: mystery/salon #2689 高橋克彦 『おこう紅絵歴』

Date: 24 Jul 2006 19:28:21 +0900 高橋克彦 『おこう紅絵歴』文春文庫 2006年 514円プラス税 『だまし絵歌麿』の道化回し同心仙波一之進が筆頭与力へと出世して、現場からちょっと遠ざかりつつあるのが、この「紅絵歴」。かわりに探偵役として、元芸者の一…

003 Newsgroups: mystery/salon 中国緑茶 陽竜銀針

Date: 24 Jul 2006 13:12:06 +0900 「暖かい緑茶はありませんか」(日明恩 「それでも警官は微笑う」) お茶の家元の次男坊で警視庁の治外法権と言われる潮崎警部補は、殺された覚醒剤乱用防止推進員の遺品や、密輸拳銃購入者から提出させた購入手続きの封筒…

002 一人身デカの引越しの日のランチ

Newsgroups: mystery/salon #2687 Date: 24 Jul 2006 12:41:15 +0900コンビニエンス・ストア(日明の日本語へのこだわりが見える言葉ですね)で、武本巡査長が買ったもの。 (事件が一応落着して、捜査仲間は、みな単独行動で処分をくらい、ただ一人、栄転(…

【私のミステリな日々】2006年七月中旬 日明恩 『それでも、警官は微笑う』高橋義夫 『御隠居忍法 不老術』

Newsgroups: mystery/salon #2686 このところの雨続きで、今月は三分の一は休んでるという珍しい七月になっています。 警備員になって、こういう七月は初めてで、雨でも休めないという現場ばかりだったので、まさに晴耕雨読になるか・・・と思いきや、意外に…

004 Newsgroups: mystery/salon #2685 チャンバラのリアリズム 牧秀彦

まあ、時代劇でこの国に広まったトンデモ情報といえば、峰打ちですね。それと足さばきもあるけど、それはまた書くことにしまして、鬼平犯科帳なんかで、しょっちゅうでてきますね、腕下の悪党と切り結ぶ時にチャリンと音がする感じで峰を返して、ザッと胴を…

【私のミステリな日々】七月上旬 柴田よしき「ネコは引っ越しで顔あらう」

柴田よしき「ネコは引っ越しで顔あらう」猫探偵正太郎の冒険 4 光文社文庫 2006.冒険の三がちょっと期待外れというか、好みではなかったので、これもだめかと、本屋で手にとって、おお、正太郎がちゃんと歩きまわっていると、即購入。古本屋でみつけたのだ…

003【Cakeaterのブログから】A redbird Christmas

この暑さの中でクリスマスてのも妙だけど、まあ、読んだんだからしかたあんめい。 ファニー・フラッグ「レッドバードのクリスマス」 バツ一、一人暮しの五十二歳の男が、医療年金でシカゴで暮していたのだ。ある冬、医者が「君の肺気腫は非常に状態が悪い、…

003『犯罪は「この場所」で起こる』 小宮信夫

Date: 9 Jul 2006 11:57:48 +0900去年の夏に光文社新書ででた犯罪予防論の本。まあ、扉に紹介が書いてあって、それ以上の内容はない本なんだけど、 kokokara----------------------------------------------------- 門がしまっていれば入らなかった---大阪小…

003 たまさんへのレス

Date: 9 Jul 2006 11:00:10 +0900赤胴鈴之助と矢車剣之助が記憶に残っているチャンバラマンガですね。 もっとも、真空斬りってのは手刀でやるのだし、矢車の方は無限異次元カートリッジによる弾丸補給のコルトピースメイカーだったから、チャンバラじゃあな…

カテゴリ

カテゴリは、当分十一個とします。 (2006.10.07 追加)[common]: 一般,雑 [annex] :ミステリ以外周辺ジャンル [sherlock]:ミステリ [heiji] :捕物帳、時代物 [real] :現実のクライム [cuisine]:ミステリの食べ物飲み物 [book]: Cakeater の英文ブログ…

ミスパラブログ分室オープン

アサヒネットのブログ設定のややこしさについていけず、こちらに店開きしました。過去のアサヒネットの記事や、カテゴリもそのうち、こちらにシンクロナイズアップロードする予定です。ミスパラ会議室のみなさん、遊びにきてくださいね。ミステリ舞踏派久光

002 バリアフリー工事の養生マットで老人が転倒怪我事件

Date: 19 Jun 2006 22:39:13 +0900土曜日(6/17)の夜に会社からの電話でほろ酔いの眠りを破られた。「仮設の改札の前で女性が転倒して怪我したのをもくげきしましたか。 (なにボケぬかす。ぼくの立哨位置は封鎖されて開札なんかない南口だったんだぞ。今、…

001 秋田の水死少女の母親の少年殺し

Date: 6 Jun 2006 18:29:36 +0900まだ、殺しまで自白していないで、死体遺棄のみを自白したらしいけど、多摩川の土手で立ってたら、老人と孫娘が散歩の途中で話題にしていた。「ね、あたしの言ったとおりでしょ」 「でもなあ、そんな風に思いたくなかったん…

002-2英語の捕物帳 Loura Joh Rowland ;やばい

Date: 6 Jun 2006 18:15:51 +0900>Black Lotus (黒い水仙)水仙じゃなくって睡蓮です。 黒睡蓮の種の香っていえば、魔術師、錬金術師のくゆらすものと決まってる妖しさがあるのに、水仙じゃあ、横浜中華街のタダ茶じゃあないか。ああ、またボケが進行してい…

002 英語の捕物帳 Loura Joh Rowland

Date: 6 Jun 2006 17:27:45 +0900まあ、ちょっと、二月ほど飯のネタの資格勉強で横文字とネット封印してたので五月は、丸善にも紀伊国屋にもいかなかったのだが、久々に丸善にまわってトマトカレーを食べました。ついでに、Harlan Coben を2冊買って、Rita …

003 『ホームズ探偵学序説』 水野雅士

Date: 4 Jun 2006 15:45:47 +0900池袋の「有限会社」八勝堂書店で (これは七敗堂と読むのかなあ) (有限会社って、もう存在しないはずだよな) 青弓社からでている寺子屋ブックスというシリーズででているのを見つけた。「訳者はしがき」というのがついて…

吾妻ひでお 「失踪日記」 ロングセラーになっている

Date: 4 Jun 2006 15:14:03 +0900なんか賞を3つもとって、いまだに、平積みで売られている。 しかも、阿佐ヶ谷の小さな本屋の店先でも。アル中篇の後編が出るといわれているのだけれど、さっぱり見かけない。ひょっとして、また失踪しているのかな。ひょっ…

猫と犬とでポルシェ911は動かせるか

Date: 3 Jun 2006 18:42:46 +0900久々にブログを更新して、 リタ・メイ・ブラウンとスニーキー・パイ・ブラウンのCAT ON THE SCENT をカテゴリ book に付け加えました。 http://blog.goo.ne.jp/hisamtrois_e/e/58f673f8aa739f90db50f3ba9b517aa1 まだ、訳は…

カテゴリ book; リタメイブラウン最新訳

Date: 23 Apr 2006 10:25:34 +0900 スニーキー・パイ・ブラウン/リタ・メイ・ブラウンのMurder on the Prowl 昨日新橋の駅下にある本屋で上記書の最新「訳」文庫が並んでました。 買う気がないので、邦訳名は覚えられませんでしたが、表紙は日本の出版社が…

001 岡引の飯のネタは? 佐藤雅美 半次捕物控えシリーズ

Date: 18 Mar 2006 11:54:29 +0900 佐藤雅美 のデビューは江戸末の為替レート問題をテーマにした「大君の通貨」で、二冊目に読んだのは、田沼意次の経済政策評価の「主殿の税」。 (いや、これは目から鱗で、江戸時代の「改革」派三人衆、吉宗、定信、水野越…

カテゴリ book

Date: 17 Mar 2006 22:19:17 +0900http://blog.goo.ne.jp/hisamtrois_e/c/bf17a22185017c3eaec489bfbeccb9d1まあ、上をコピーしてクリックすれば、カテゴリ bookに飛ぶはずなんだけど。(もし飛ばなきゃ、カテゴリのところでbookをクリックすれば同じこと)…

006 新年おめでとうございます

Date: 5 Jan 2006 22:12:47 +0900留守番してるのを時々わすれております。 捕物帳ばかり読んでいて、最近翻訳ミステリを手に取っておりません。ま、ちょぼちょぼと書いていきますので、今年もよろしくお願いいたします。 ブログにはAnne Perry の Ashworth H…