古今東西、官僚組織が腐り始めると、役人は公僕の概念を喪失して公職の私物化に走る。仕事は組織維持(組織外一般人の疎外)のための最低限にとどめて、自己保身と自己利得の増大が行動原理となる。武家社会というのは、もともとその武力による手柄で自分の…
久しぶりに坂田靖子のマンガが三冊積まれていたのを速攻で買ったのは、8月だったか、七月だったか、とにかくこの夏のことです。で、この「ライアンの娘」は、1991年にプチフラワーで連載されたのだそうだ。坂田靖子マニアとしては、当然買ったはずなのだが、…
Ian Rankin “Black and Blue”、Carol O'Cnnell “Mallory's Oracle”、 Janet Evanovich “Motor mouth” George Pelecanos “The Way Home”と6月から読んできて、目下Anne Perry. 部屋ではあんまり読まないから、ほとんど通勤の往復電車の中で読んでるというこ…
ちょっと、変わった比較実験をしてみた。あんまりこういう作者への無礼な個人的評価ごっこはしたくはないんだが、なかなかおもしろそうだったので、やってみた。マンガのシリーズが28作になって、3巻になってでている。その巻1の1作目と巻2の10作目…
:[real]0015 東大にもまだまともな教授がいるようである2011.07.27の国会参考人証言で東大アイソトープ研の児玉龍彦教授が政府と国会を糾弾証言している。上のリンクが無効になることはあるまいけれど、もしそうなったら、 1011.07.27 …
8月10日にお盆休みに入って、今日18日まで、途中真ん中で検修があったが、まあ8日間の夏休みになった。暑さもピークが最終日で37度オーバー。前半も36度はいってたから、休んで体がほっとしたせいか、毎日胃痛で、目が霞み、二日目の夜には目の焦点まで…
美貌・頭脳・運動神経・富豪・権力・若さ全部揃いのスーパーヒロインの物語。 田中芳樹の作品というのはマンガの原作のためにある。小説で読むよりマンガで読むほうがずっとおもしろい。 ヒロインの名前は、薬師寺涼子、二十七歳。東京大学法学部出身、成績…
せっかく金曜日が休日だったというのに、暑さボケで、月末処理の書類のことをすっかり忘れていたため、徹夜で作って、午前中の打ち合わせに持っていった。10時にこれで、やれやれ眠れると阿佐ヶ谷へ戻ったところに電話。浮間舟渡で急に現場ができたので、…
暑い暑いで七月入り。本屋に涼みに入って、つい二冊ほど買ってしまった。部屋に帰って大汗かいて読了。やはり面白い本は暑さも忘れさせてくれますねえ。 ◎多田容子 「おばちゃん九の一 小笑組」PHP文藝文庫 2011年 590円プラス税 多田容子の時代もの…
刀は武士の魂、剣こそ戦場の主役、武士の戦いは騎馬兵の一騎うちにあり、織田信長の鉄砲三千丁三段構え。。。と歴史の教科書で刷り込まれ(教科書を書いた学者は戦乱を見たこともない江戸時代の御用学者に刷り込まれ)てきた日本の戦場の定説・幻想・あるい…
quo はoù(どこ、何処)で、 vadis の不定形はvadereでaller (行く) Où allez vous? (君は何処に行くや?)となる。 ま、クオ・ヴァディスというカタカナ題名は、1905年のノーベル文学賞のHenryk Sienkiewicz のQuo Vadis で日本でも有名になった。 もとも…
最近新幹線の高架橋の下の工事がらみで雨ふってもなかなか当日朝中止にならないんだけど、全体の経済の行き詰まりのせいか、あした現場少ないから休んで。。。。と明日の予定のたつ無給の休みが手に入りやすくなったので読書にはなかなかいい時節・・・・・…
「明日はポストが少ないから休んでね」とアブレて、それならと古本屋に立ち寄って二冊ほど買ったところで、電話、「増員が出て、振り替えたら黄色服が足んなくなっちゃったから、明日も今日と同じところに行って。。。」、まあ、ガード人生なんてこんなもの…
そろそろ入梅のようで、現場の雨中止が頻発すれば、稼ぎが減るけど、雨読の日々が増えるから、また雨も悪くはない。通勤読書の方は、Ian Rankin Black and Blue が1日にあがって 現在は Carol O’Connellの Mallor…
いや、すごい用語があるんですね。 定義は、そういう事故は絶対起きないと国は考えている、想定すらしてもしょうがないからしてない。 (想定して対策立てたら金がかかりすぎる。被害範囲拡大しすぎる。。。とても物理的、資本主義的コスト計算内におさまら…
外は雨、しかも台風まで近づいてるとか会社から電話がかかってきた。現場中止かと思ったら、明日の日曜日よろしくだと。ま、雨の日はブログでも書くからどっちでもよろしい。 ◎船越百恵 「眼球募集家(アイボールコレクター)」光文社 KAPPA NOVELS 2004…
◎「キングダム 22」 集英社 2011年 514円プラス税 表紙が血まみれで今まさに膝から崩れ落ちかけるキョウカイを抱きとめるシンの絵です。 いやあ、映画ボディガードのCDジャケットのWhitney Housotnをお姫様だっこをしているKevin Costner の図みた…
最初に[common]で、カテゴリは11個と書いてて、何故か10個しかサイドには表示されていなかった。あれ?というので[comics]として11個目のカテゴリ記事を書くことにしました。2011年の5月末現在で出版されると即買う作家というのは昔に比べると激…
昨夜から、記事はアップできるのに、後からの訂正や、追記が 「ただいま大変込み合っております」のエラー理由で受け付けてくれない。
かつて松本清張が調査し推理した戦後日本で連続して起きた黒い霧がまといつく事件は、松本の推理が定説のように今では思われている。帝銀事件、松川事件、冤罪事件や迷宮入りになってしまった裏には、米軍情報部の暗躍があった。その状況証拠の最大のものは…
柴田哲孝「DANCER」文春文庫2010年を読み終えたばかりなのである。噂にたがわず、読み出したら読み終えるまで眠れない。。。というのは嘘ではないが、雨の中で休みなしに6時間も線路の砕石の上を歩いて帰ったら、やっぱり眠ってしまいlol 翌日にまた読…
13日に静岡でJR東海の列車見張り員再講習があって、朝6時半東京駅集合で出張ってきました。往復の新幹線で二時間、たっぷり読めるなと思ったのだけど、阿佐ヶ谷ー東京間で Ian Rankin のblack and Blue の20頁ばかりを読んでて目の調子が良くないと気…
書く順番からいうと、「二人の平蔵」(実際は鬼平を入れて、三人平蔵)なんだが、「ぶらり平蔵」シリーズはそこらへんに転がっているんだけど「せっこの平蔵」の方が見つからない。もう書いたと思って、捨てたのかもしれない。というわけで、先に湯屋の用心…
連休中にオペラブログの方に、グーでメインブログを始める前に撮った写真の中から、まだ寿命のありそうなエピソードのものを選んでアップし始めたら、あちこちからコメントがつき始めた。ほとんどはまともな人たちで、プロフィルに本人の写真を載せている(…
裸足で、ショートパンツの若い茶髪女性が泣いている。仙台閖上の路上に座り込んで。 右足の横には、脱いだばかりの赤い長靴。 背景は津波が引いた後の瓦礫の山、その向うには傾いた家の骨組みだけ。撮ったのは朝日新聞社のカメラマンの恒成利幸。なんとも悲…
http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do1989年のものすごくまじめな忌野清志郎の怒りのロック。この通りになってしまった。 下のURLの方がいいかもしれない。「軽薄なジャーナリスト サマータイムブルース」http://www.youtube.com/watch?v=DnDTwqX…
明けましておめでとうございます。 10月12日にアップしようと書いていたのが、何故か下書き作ったあと、そのままに忘れてしまったのです。(笑い) まずは、これをアップしましょう。 ◎鎌田樹 「朝顔さむらい(二)父子時雨」廣済堂文庫 2007年 30…
列車見張員というのは列車見張員資格の二日講習と試験を受けて(まず落ちることは、あの効果ははなはだ怪しいクレペリン検査に落ちない限りないのだが)通ると、毎年更新講習と試験でJR各社毎に篩にかけられるのですが、それ以外にJR東日本の場合元請各…
10月5日の午後3時の休憩の後のことだった。東北本線10km950mの京浜東北線南行側の柵外で僕は馬に載って列車見張り立哨を再開したのだ。京浜東北線南行の1565A列車は定刻通り、目の前を15時37分に通過した。その直後だった。いや、姿が見…
【私のミステリな日々】2010年9月下旬 風野真知雄 「穴屋佐平次難題始末」 徳間文庫 2008年 宮部みゆき 「ぼんくら 上・下」講談社文庫 2004年 畑中恵 「ちんぷんかん」新潮文庫 2009年
銀行で下ろしてみたら手数料がついた。あれ、ああそうか、世間は休日だったのだと、二日続きの雨の後の秋晴れの阿佐ヶ谷を見たら人の流れが多かった。 ◎風野真知雄 「穴屋佐平次難題始末」 徳間文庫 2008年 350円 定価590円 開けぬのは財布の底の…