Mystery Paradise

元は今はなきアサヒネットのmystery paradise 会議室の分室のつもりだった。haha

005 男の手鏡 二つの痴漢事件と一つの疑惑の「自殺」

政治学者で日刊ゲンダイに評論を書いていた植草一秀氏が階段で手鏡を使ってスカートの中をのぞいていたと逮捕された事件は、かなり昔のことである。

去年の9月に国税調査官がやはり手鏡痴漢疑惑で逮捕された。

まあ、あきれたやつらだと思ってたら、ベンジャミン・フルフォードさんのブログで実は、この二人とも、りそな銀行小泉政権下で竹下蔵相によって、つぶされずに(つぶせるわけもないのだ。自民党の党としての借金さきの五十億にも上る大口財布がりそな銀行)救済された背後の事実を評論と税金調査の面から調査してたのだと知ると、あれ、なんか匂うなと思う。

で、自民党へのりそなの融資の突出したスクープを書いた朝日新聞の記者が記事になる前夜に海に飛び込んで「自殺」したとあっては、ますます臭くなってくる。
(問い合わせを受けた朝日新聞広報は、このことを暴露したらBF氏を訴えると言ったそうだ)

たかが五十億程度の借金のことで自民党がこんなきな臭いことをやるとは思えないから、もっとシリアスな事情を抱えている権力システムが暴露を恐れて、評論家と国税調査官に社会的抹殺をしかけ、新聞記者の鈴木氏を自殺に?見せかけて?排除したのかもしれないとミステリマニアの舞踏派は思いたくなってしまう。

うん、たしか、こういうのに似たミステリがあった。たしか、ケネディ暗殺事件がらみの再捜査をはじめた検事が猥褻事件で失脚して、それでも謎を追いつづけるという筋だったのじゃなかったか。作者名も作品名の1字も思い出せないとはなさけない。その探偵役のキャラクタ背景設定だけがおもしろくて、その他は陳腐だったから思い出せなくなってるのだと言い訳しても、昔は下らない筋書きでもちゃんと書名くらいは記憶に残っていたじゃあないかとちょとなさけなくなる。
あ、アメリカのローカル政界の利権をめぐる疑惑を取材していた新聞記者がやはり少女性犯罪疑惑で社会的失墜して、後年別の事件に巻き込まれたのが同じ権力システムのしかけた事件で、それを見事解決して、鬱憤を晴らすという筋があったような。鬱憤は晴れたけど、社会的には汚名にまみれたままなんだよね。そこがリアルないいミステリだった。
手口の特許はアメリカにやっぱりあるのだ。
(ほんとこの国は猿回しの猿だな)

で、このての仕掛けが警告で次は暗殺が来るのがアメリカの権力暴力装置プロトコルなんだけどね。
(朝日の記者の場合は、朝日新聞への恫喝で一発削除をされたんだろうね。でも、編集部に誰か骨のあるのが弔いの思いで紙面に載せたので、結果は半分失敗。その後の朝日新聞の沈黙三猿鶏変化ぶりを考えると効果抜群で半分成功となるのかも)

(小さな花を下から撮るためにコンパクトミラーを持ち歩いている猫撮りに警告して持ち歩かないよう忠告しよう。え、デジカメ持ち歩いているならいつだって、猥褻のフレイムアップは出きるって?カメラ持って歩かなくても、携帯にはついてるんだから、いくらでも証拠はできる。押収した携帯の時間を戻しておいて、役者のスカートの中を撮ったあと、時間を正しく直しておけばいいんだから。)

植草事件はその後、電車内おさわり痴漢事件へとエスカレートして、裁判中だけど、被告側は真犯人は別に横に居たというビデオを法廷に提出したそうな。そんなもん証拠になるかいなと思ったけど、冤罪と思って見ると、その提出する気持ちは理解できる。

いや、おっとろしい世の中であること!

あ、そう言えば読売新聞の記者が靴下を口の中につっこまれた死体で見つかったばかりだ。あの記者は何を取材してたんだろうか。