Mystery Paradise

元は今はなきアサヒネットのmystery paradise 会議室の分室のつもりだった。haha

009 新聞浮世絵みたいな話

ポルトガル在住の小町さんのブログに、そっくりそのままで新聞浮世絵の材料になるような話が載っていた。
引用の許可がまだ出てないので、要約するとこうなる。

小町さんが隣人と夕食をしたときに、そこの奥様が話したのだそうだ。
奥様(当然ポルトガルのある町のポルトガル人のご婦人である)が近所のカフェに行こうと歩いていたのだそうだ。
途中に空き地があった。その物陰に放置されたとみなされる鞄があった。彼女は不審物を発見したわけだ。

不審物の取扱いの日本の某警備会社のマニュアルは、つつくな、蹴るな、近づくな・・・なのだが、このご婦人、直感的にあぶないと思ったのだろう、そのままにして、カフェに歩いた。カフェの主人に教えて相談したら、一応警察に届けようということになって、カフェの主人が警察署に電話した。そのやりとり。
警察官「中身はなんですか?」
カフェの主人「見てないからわからない!」
警察官「中身を確認してもう一度連絡をください」ガチャン。
これが日本の警察ならマニュアルで『不審物』通報を受けたら、もよりの交番へ110番受付センターから指令が出て交番のおまわりさんがやってくる。ポルトガル警察ってのはかなりにのんびりしてるようで、小町さんも憤慨している。たしかに中身不明のものを素人に確かめろというのは危ないじゃないか。プロの出番でしょうが。
とにかく、カフェの主人が空き地で鞄を空けたら、なんと出てきたのは二個の本物の頭蓋骨。

ここで新聞浮世絵風に絵を作ってみれば、カフェの主人が警察署へお盆に二個の頭蓋骨をのせて出前する図になるだろう。出前された警察官はの一人は腰を抜かし、一人は拳銃を抜きかけてはいるが足はわなないているというところか。その背後の壁には車上荒し注意のポスターが貼られてあったりする。あ、頭蓋骨はまるで高圧水洗浄をやって犯罪の証拠なんか染みにも残ってなさそうな美骸骨です。

さあ、ミステリです。といっても、ここから推理なんてデータ不足だから、創造力テストの想像問題かな。

答えは小町さんのブログをお読みください。女流ブロガーってのは個性的名文家が多いのですが、その中でも五本に入る個性と名調子です。
http://plaza.rakuten.co.jp/ptdiario/diary/201009130000/

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とんでもない現場に入って時間的精神的にくたびれきって、しばらく書いてなかったから、「はてな記法」を忘れてしまった。
でもこれをきっかけにして、復活するよう努力します。
Cakeater ことmysterydanser