Mystery Paradise

元は今はなきアサヒネットのmystery paradise 会議室の分室のつもりだった。haha

004 東武東上線ときわ台駅踏切事故の警官死亡

「自らの危険も省みず」殉職。。。。そうマスコミは囃したてる。

これで他の事故の要因や原因をすべてを覆い隠していいのか?

日曜日に、列車見張員の「触車事故防止協議会」に出てこの話題も出た。プロとしての結論は、この警官は鉄道事故防止の教育を受けてないという厳しいものだった。
まず、最初に線路へ侵入があった時点で、まず電車を止める(列車防護)をしなければならない。
ついで、止まったのを確認して、救助に線路に入る。
この鉄道運行の安全の大原則をまったく無視している。(警視庁は何を教育してたんだ!)

それにしても、踏切に列車停止ボタンをつけてない東武電鉄というのは、どういう安全意識で運行して、運送会社を経営しているんだ。JRの場合は、人間が中の赤外線を横切っても、電車は止まる。東武の場合は、車両程度の大きなものでないと止まらないという。
(14 octobre 2010 追記;横切ったら止まると列車見張員の教育で言われ続けてきたけど、人間が横切ったくらいなら止まらないのです。ま、それだから婆ちゃんが踏切の中で立ち往生してはねられたりする。立ち止まって、じっとしばし光ビームを遮断し続けないと電車にたいする緊急停止信号は発報しないそうです。だから車でも、止まらずに遮断機を押しのけて強行突破されると、別に発報しない仕掛けです。横切っただけでは発報せず、ある時間遮断し続けると発報するのです・・・・というのでここのパラグラフは修正する必要がありますが、過去の己の馬鹿さ加減の証拠としてそのままにしておきます)

全ての警察官に鉄道事故防止教育を警視庁は即時に行うべきです。
同時に、東武鉄道は、全踏み切りに列車停止ボタンを設置すべきです。

僕が在籍している警備会社では、去年ホームから落ちた人を発見して、すぐに列車防護手配をとってから、救助行動を起こして、三人を無事に助けている。
これも、その前年、列車防護手配をせずに、線路へ下りて障害物を排除するという、大事故(人も死んでもいないし、列車も止まらなかったが、それは運があっただけというだけで、事故としてあつかわれた)が起きて全警備員を対象にして鉄道事故防止教育が行われた効果です。

人命救助のために、まず列車防護(列車を止める)をするのは、一般の人にも認められている鉄道利用の大原則です。線路に作業員や駅員や警備員以外の人間が入ってるのを見たら、すぐに電車を止めましょう。止めたら、すぐに、もよりの駅や110番に連絡して、その旨を報告すれば良いだけのことです。踏切とかガードのそばには、必ず鉄道会社の連絡先電話番号が表示されてありますから、そこに電話するのが一番早く、事後処理も能率的です。

なくなった警官の冥福を祈ります。
しかし、誰もこの轍を踏む過ちは犯してはならないと思います。